中小企業における人事労務に関するアンケート調査結果レポート
調査概要
- 調査方法
- 専用アンケート用紙による自記式調査
- 調査対象
- 中小企業に勤める人事関係担当者
- 有効回答数
- 41社
- 調査目的
- 中小企業が現在抱えている「人事労務」に関する問題を把握する。
- 調査項目
-
- 人事労務担当者の業務環境状況について
- 社内における人事担当部署の取り組みについて
- 現在、顧問契約・期間契約している外部の人事コンサルタントについて
- 自社における人事に関する課題 など
調査結果
人事労務に関連する業務における職場環境の状況
社内における人事担当部署の取り組みについて
人事に関するコンサルタントへの委託状況
外部の人事コンサルタントへの業務依頼内容
外部の人事コンサルタントに対しての不満(自由回答)
- フォローが足りなく感じる
- 対応していただける助成金が限られている(教育研修関連は対象外)
- あまり積極的に働きかけてくれない
- 相談しても打てば響くという感じではなく、不明なことがあるとあからさまに声が小さくなったりして、信頼感が持てない
外部の人事コンサルタントに対して求めること(自由回答)
- スピーディーで間違いのない対応
- 親身になってくれること
- しっかりと処理してくれること、きめ細かい対応、機密性
- 法改正・制度変更などに対する、先取り・素早い情報提供や準備すべきことの提案・提供
- 自社の事業や特徴を理解した上で助言して頂けること
- 幅広い実務知識と見識、仮に詳しくない事例に当たっても、調査いただく態度
- 社内全体に必要な事を指摘してほしい(改善してくれて業務サポートまで見てくれると尚良い)
現有社員の人事における自社の課題(自由回答)
- メンタルヘルスやパワハラなどの取り組みが一切ない
- 給与の査定等も、結局は好き嫌いで行われており、パートさんの時給が上がらないのは問題がある
- 個人経営の中小企業では、自分の立場を守るために人を育てることをしないため、イエスマンしか出世しない
- 人事制度や人事考課などを上層部だけで決めてしまい、人事部門は介入できない
- 公正な人事評価がなされる土壌がない
- 社会保険制度の徹底(パート・アルバイト)
- 60才以上雇用延長による労務費増・ワークシェアリング
- 65才までの継続再雇用を前提とした、賃金制度の見直し
- 働き方の多様化に則したルール作り
- 管理職のメンタルヘルス教育が不十分である
- 管理職の法意識、部下育成等が近視眼的なところがある
- 人の教育・組織の活性化
- メンタルヘルス不調者へ対応
- 労働時間管理
- 職種が多くなり、給与計算等が複雑化している ほか
人事採用における自社の課題(自由回答)
- 採用後にメンタル不調者が出ており、採用時にメンタル不調者を見分ける方法があれば知りたい
- メンタルヘルスチェックの難しさ
- メンタルタフネスの判別
- 採用時の人材の見極め方
- コンピテンシー(行動力)テスト
- 面接官の面接スキル不足
- 人間性を見極めたい
- 採用担当者の入社時の説明が不適当
- 採用担当者が兼任で1名しかいない
- 場当たり的な採用にならざるを得ない
- 定着率が低い
- 内定辞退の多さ
- パート・アルバイトは店長権限であるが、採用してもすぐ辞めてしまう
- 求人誌等でパート・アルバイトの募集をかけても、全く面接希望者の問い合わせがない時がある
- 求める人材からの応募が少ない(年齢や経験等) ほか