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基本的な需要と供給からみた価格の決定の仕組み

2016年 2月 23日

市場ではどのように商品の価格が決まっていくのでしょうか。
経済学の観点から見ていきます。

均衡価格とは

一般に買い手(消費者)から見ると商品の価格が安くなればなるほど買いたくなります。反対に高くなればなるほど買いたくなります。(※決して、安いものほどたくさん欲しいというわけではありません。)
この状態を2次元上に横軸に数量、縦軸に価格を取った場合、グラフに表すと右下がりになります。これを需要曲線と言います。(下図青色のグラフ)

売り手(供給者)から見ると価格が高ければ高いほど、たくさん売りたくなりますが、価格が安くなればなるほど売りたくなくなります。2次元上に横軸に数量、縦軸に価格を取った場合、グラフに表すと右上がりになります。これを供給曲線と言います。(下図赤色のグラフ)

equilibrium price01

買い手と売り手を同じ平面上に表します。すると一点で交わります。ここが均衡価格と呼ばれます。売り手と買い手が希望する販売量と価格が一致した状態です。

均衡価格が変化する例

たとえば農作物が天候不順のため、収穫量が少なくなると価格は高くなります。
これは供給量が減少するため、供給曲線が左側に移動します。その結果、2つの曲線が交わる場所が左上にシフトしている状態です。

equilibrium price02

反対に天候に恵まれ農作物が多く作られると生産調整や出荷量の調整が行われます。これは販売価格が安くなりすぎるためです。

実際の価格は市場競争や消費者心理に影響される

さて、今回は経済学的な観点や主に供給者側について見てきました。今回の例ではわかりやすくするため、供給者と消費者は1対1の関係でしたが、実際の市場では、消費者は1人だけではありませんし、供給者も1人だけではなく競争が行われております。したがって価格を決定していくためには、消費者側の心理を把握していくことが必要です。こうしたことも考慮した消費者側の価格については次回になります。

同じ商品でも違う価格で提供することの効果(価格差別)とは?