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人事評価やマネジメントに使われる360度評価(多面評価)とは?

2016年 9月 28日

従業員を思い込みや好き嫌いといった評価や一歩的なものではなく、公平に評価することが大切です。

一般的な人事考課では、上司が部下を評価するものですが、これに対して部下、同僚などの多方面から評価を受ける(する)という方法があります。これは、360度評価(多面評価)と呼ばれる方法です。

上司から部下へ評価をする人事評価制度と比較して360度評価にはどのような特徴があるのでしょうか。

360度評価の特徴
マネジメントの基本を身に付けることができる

部下が上司を評価するなど、普段は評価される側の社員が評価する側にも立つことで、「人をしっかり観察し、良い点を伸ばし、悪い点の改善を求める」という、人を見る目と円滑な組織運営の基本を学ぶことができます。

被評価者に気づきを与えることができる

「360度評価」は、本人に気づかせることによって、管理職のマネジメント行動を向上させたり、組織の雰囲気を活性化させたり、組織成果の向上を実現させたりする手法なのですが、企業の人事部や管理職、従業員の中には、誤解(勘違い)されていらっしゃる方も多いようです。

360度評価は「対象者の『能力』を評価するもの」ではありません。あくまで、「対象者が職場で取っている行動状態を観察し、本人にフィードバックするもの」です。

「周囲から評価される」ではなく、むしろ「周囲の認識を知る」に近いものです。「あなたのリーダーシップは高い/低い」ではなく「あなたのリーダーシップをこう認識している」です。つまり、対象者の行動が周囲にどのように伝わっているのか?その状況を周囲の人が感じたことを本人に伝えるものであるということです。

部下は、自分より高い能力を持った上司の「能力」を評価することは出来なくても、対象者の行動がどのように発揮されているのかを見たり、感じたりすることはできるはずです。「現在の行動状態を周囲にはこのように伝わってますよと伝えることで、自分の行動状態を気づかせ、そして行動改善を支援するための仕組み」なのです。そして、対象者へ「励ましのアドバイス」や「期待メッセージ」を伝える仕組みであり、対象者のやる気を高めるために行うものです。

360度評価で得られた他者の評価と自分自身が認識している自己評価との差に気づき、差が大きい部分の改善を図ろうとする意識が芽生え、取り組みを見直したり、改善しようとする心のスイッチが入る効果が期待できます。

次回は、評価者の選び方や実施することのメリット・デメリットについてお伝えします。